大前研一のニュース 2011年11月26日 (土曜日)

厳しい欧州経済、ドイツ経済にも影響か?/IMFラガルド専務理事に要注意

フランスのフィヨン首相は7日、追加的な財政赤字削減策を発表した。年金改革や増税などを実行し、2012年予算で70億ユーロ(約7500億円)の赤字削減などを打ち出した施策となっている。 米格付け会社S&Pが10日、フランス国債の格付け引き下げを知らせるメールを「誤送信」したことで一時市場は混乱した。ギリシャ・イタリアにつづき、フランスまでも危ないのかと感じた人は大勢いたと思う。さすがに、本当にフランスにまで波及してしまうと、欧州全体に経済危機が広がってしまうので、今週はかなり緊張が走った瞬間だっ...


衆愚政治に陥ったギリシャの現状と今後/日本は欧州に恩を売っておくべき

ギリシャのパパンドレウ首相は3日、緊急閣議を開き、12月4日に予定していた国民投票を撤回する意向を明らかにした。そうした中、最大野党の新民主主義党のサマラス党首が与野党の大連立による「臨時救国内閣」の設立を提案したことを受け、英BBC放送は、首相が辞任し新政権に道を譲る方針を固めたもようだと報じている。 ただ問題なのは、パパンドレウ首相が辞任したところで有力な後継者がいないことだ。ギリシャはこれまでもずっと経済的に不安定な状態が続いてきていて、せっかくEUに加盟するにあたってマーストリヒト条約...


「福島第一原子力発電所事故から何を学ぶか」プロジェクト

細野豪志原発事故担当相は28日、チームH2O(総括責任者大前研一)がまとめた東京電力福島第1原子力発電所事故の検証結果や再発防止策に関する報告書を受け取った。 マスコミの記事では「人災」という点でまとめられてしまったが、そうした記事を読む限りでは私が発表したかった真意は伝わらないのではないかと懸念してしまう。私は「人災」のみを強調したつもりはなく、むしろそれよりも原発に対する「設計指針」「設計思想」そのものに誤りがあったことが重要であり、それゆえにこの問題は日本だけでなく、世界中の原子炉に影響...


日本にとっては厄介な存在だったガルビン氏/本当に中国はこのまま成長するのか?

米通信機器大手モトローラ・モビリティーとモトローラ・ソリューションズは12日、分割前のモトローラで会長兼最高経営責任者(CEO)を務めたロバート・ガルビン氏が11日、死去したと発表した。89歳だった。創業家出身で、90年に会長を退任するまでモトローラの経営をリード。モトローラを通信機器や半導体を含めた世界有数の電機大手に育てた。 ガルビン氏と言えば、日米貿易交渉でその名を轟かせた人物だ。特に日米半導体協定交渉では米国側代表の一員として大きな影響力を発揮し、日本側の代表であったソニーの盛田昭夫氏...


ソフトバンクが今考えていること、そしてiPhone5到来時のリスク

米ヤフーが日本のヤフー株を放出するのではないかとの観測が再浮上している。英フィナンシャル・タイムズ紙が7日、米ヤフーの事業再構築の一環として数週間以内にも放出の可能性があると報じた。 これはマイクロソフトが買収するという話につながるが、これを受けて日本ヤフーの筆頭株主であるソフトバンクの孫社長は、どのような対応をするだろうか? 現在ソフトバンクが日本ヤフーの筆頭株主で、米ヤフーが続いている。ソフトバンクとしては、米ヤフーが大量の株を保有している限り、今の地位を維持して発言権を確保しなければ意...


スティーブ・ジョブズ氏が残したもの/アップルの今後は?

米アップルを創業し、同社を時価総額世界一の企業に育てたスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)が5日、死去した。56歳だった。ジョブズ氏は1976年、友人とアップルコンピュータ(現アップル)を創業。コンピューター産業で米IBMが支配的な存在だったころ、家庭でもコンピューターを気軽に操れるようにと、パソコン「アップル」を発売するなどパソコンが世界の家庭に普及する礎を築いた。 今回の訃報に関しては、米オバマ大統領、マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏、日本でもソフトバンクの孫正義社長などからコ...


台湾総統選の行方は?/2012年は日本にとっても重要な年

先月22日付けの英フィナンシャル・タイムズは、「米中を揺さぶる台湾の総統選」と題する記事を掲載し、台湾という小国の総統選に中国、米国などの世界の大国が関心を持っていると紹介した。特に今回は中国が対立する候補者のどちらを支持するか決めかねているとして、選挙民は純粋に経済政策に焦点を絞った投票ができるとしている。 ここで注目したいのは、蔡英文氏が目指しているのは、独立ではなく、新たな「台湾コンセンサス」を作るという点だ。 現在の国民党と中国の間ではシンガポール会議によって、「中国は1つである」と...


すぐに消費税を使って復興を/議員も積極的に工場見学を

民主党税制調査会の藤井会長は18日、東日本大震災からの復興財源に充てる臨時増税について、政府税制調査会がまとめた増税案の税目以外も検討する考えを示した。先に野田首相が消費税増税案を外すよう指示したことを受けたもので、所得税などの増税幅を圧縮したい考えだ。 現在の国民感情からすると、消費税だけ早めに増税という形をとっても国民の納得を得ることができると私は思う。早いタイミングから消費税の増税を開始し、その上で2015年からは消費税を10%にするということで、全体としての数字も辻褄が合うだろう。 ...


ロシア外交が重要な理由/武器輸出三原則緩和の狙い

ロシア国防省は9日、9月中旬に極東のカムチャツカ半島付近で大規模な軍事演習を行うことを明らかにした。最大で1万人の兵員と50隻以上の艦艇、航空機が参加し、ロシア太平洋艦隊によるミサイルや魚雷、砲弾の発射訓練、海兵隊の上陸訓練などを実施するとのこと。 前原氏が外務相の際に関係を悪化させたため、相変わらずロシアの動きは日本に対して逆噴射する様相を見せているが、ロシアにとって欧州側のリスクが薄れてきているため、さらに日本にとっては厳しい環境になりつつある。ロシアの軍事力の約半分が極東に向いており、中...


野田内閣の人事は評価できるか?/求められるリーダーの能力とは?

先月29日、民主党代表選の投開票が行われ、決選投票で野田佳彦氏が215票を獲得。30日、第95代の新首相が誕生した。 野田新首相の誕生は、私にとっては想定した通りだった。決選投票になれば、小沢氏の支持を受けた海江田氏の票が伸び悩むのは必然であり、結果を見ると、小沢氏の勢力を大きく抑え込んだ完勝だと言えるだろう。 小沢氏側としては、最初の投票で過半数を獲得したかったところだろうが、前原氏が票を割る役割を果たした。その意味で野田新首相としては、前原氏に感謝の念を感じていると思う。民主党の党3役、...


戻る ページトップに戻る
一定期間無利息で選ぶ
金利で選ぶ
審査時間で選ぶ
利用限度額で選ぶ
自動契約機で選ぶ
学生向けキャッシング
女性向けキャッシング
事業主向けキャッシング
銀行系キャッシング
消費者金融キャッシング
信販系キャッシング
キャッシングについて
年利・利息の計算方法
返済方式について
最新ニュース一覧