大前研一のニュース 2012年12月25日 (火曜日)

反省した東京電力。真実を語らせない周囲とのしがらみに問題/活断層=危険=原子炉停止は短絡的に過ぎる

 東京電力は14日、原子力部門の改革案を発表した。  原子力部門から独立して安全対策を指導、徹底する社内組織の設置など を柱に据え、過酷事故につながりかねない「負の連鎖」を断つ 組織づくりを急ぎ、早期の信頼回復を目指す考えとのことである。  私自身原子力改革監視委員会の一員として、改革案をまとめる作業を 指示した。  このプロジェクトの最終報告は来年の2月ということになっていだが、 私が担当する範囲はすでに全て終了している。  では、具体的に何をまとめたのか?  まず、私が東京電力に求...


シャープ、パナソニックの厳しい状況/純減したとは言え、NTTドコモの圧倒的な優位は揺るがず

 経営再建中のシャープが、米半導体大手のクアルコムから最大100億円の 出資を受け入れることで合意したことが明らかになった。  スマートフォン向けの次世代パネルを共同開発し、 シャープが技術を提供する見返りに、クアルコムがシャープの財務体質の 改善を助けるとのことだ。  クアルコムによる出資を受けて、「株価も上昇し、今後の明るい見通し」と 考えている人もいるようだが、4000億円近い損失を計上している会社に、 わずか100億円の出資が決まっただけだ。  それほど大きな影響があるとは私には思...


外交を全面的に任せられる人材がいない/足並みが揃わない石原氏と橋下氏、天才的な勘を働かせた小沢一郎氏

 野田首相は先月25日、テレビ朝日の番組に出演し、自民党の安倍総裁が 提唱する大胆な金融緩和について「危ない考え方」と批判した。  一方、安倍氏は「こんな認識でやっているから惨憺たる結果になった」 と応じるとともに、衆院選政権公約に盛り込まれた国防軍設置について、 どのような相手にどのような武器を使うかを定めた交戦規定を法的に 整備する方針を示した。  金利、日銀、国防軍など安倍総裁の「軽い発言」が目立っている。 比例区は小選挙区だから2大政党のいずれかに票が偏る事が多く、 現時点でもっと自民...


ソニーにはプラットフォーム化の概念がなかった/製紙業界、ゲーム業界には環境変化の波が押し寄せている

 欧米格付け会社フィッチ・レーティングスは22日、ソニーを3段階引き下げて 「BB(ダブルB)マイナス」に、パナソニックも2段階引き下げて 「BB」にしたと発表した。  双方とも「投機的」と言われる水準で、世界経済の減速や販売競争で 厳しい状況に置かれていることが理由とのことだ。  3段階引き下げられてしまったソニーを見ていると、一体何をやりたいのか、 どのような方向性に進んでいきたいのか、私には全く理解できない。  出井氏、ハワード・ストリンガー氏の時代を経て、 「ソニーらしさ」を失って...


安倍総裁の右傾化した日本への持論は不必要/橋下氏・石原氏に国政レベルで期待できることはない

 衆院は16日の本会議で解散され「12月4日公示・16日投開票」の日程で 総選挙が行われることが正式に決定した。  野田総理は目標を「比較第1党」とし、現政権を維持できる「単独過半数」の 確保は厳しいとの認識を示した。  一方、政権奪還を狙う自民・公明両党は「自公で過半数」を目指し、 日本維新の会など第三極を目指す勢力との三つ巴の構造となっている。  第三極などと呼ばれているが、ほとんど実態がない政党ばかりであるから、 「三つ巴」ではなく、もっと「自公」「民主」がしっかりしてくれないと困る とい...


大統領選挙に見えた、米国の人種的な分裂状況/オバマ大統領ゆえに、財政の壁はより危機的になっていく

6日投票の米大統領選は即日開票の結果、民主党のオバマ大統領が激戦州の大半を制し再選を果たした。 7日未明には財政再建と経済成長の両立に取り組む考えを示したが、米議会選挙は野党共和党が下院の過半を維持しており、政策運営には不安が多い状況だ。 今回の大統領選挙を終えて感じるのは、米国には「徒労感が残っただけ」ということである。 1年半という選挙期間は「列車時代」の過去の産物であって、今の時代に合わせるなら3ヶ月程度でも良いと思う。 またその長期間にわたって、膨大なお金を無駄にしつつ候補者同士...


衆愚政治に陥ったギリシャの現状と今後/日本がEFSFを通じて資金提供を継続するのはアリだ

ギリシャのパパンドレウ首相は3日、緊急閣議を開き、12月4日に予定していた 国民投票を撤回する意向を明らかにした。 ギリシャがユーロ圏に残るかどうかを争点に欧州連合(EU)などからの 追加支援策の同意を得る考えだったが、与野党から反対を受けて方針を取り下げた。 そうした中、最大野党の新民主主義党のサマラス党首が与野党の大連立による 「臨時救国内閣」の設立を提案したことを受け、英BBC放送は、 首相が辞任し新政権に道を譲る方針を固めたもようだと報じている。 私もこのBBC放送を聴いた。パパ...


ソフトバンクとスプリント・ネクステルが合併しても、状況は厳しい

ソフトバンクとイー・アクセスは1日、両社の経営統合とソフトバンクモバイル とイー・アクセスのLTE回線の相互乗入れを発表した。 またソフトバンクは15日、米携帯電話会社大手スプリント・ネクステルを 買収すると発表。 買収総額は1兆5709億円にのぼる見通しとのことである。 イー・アクセスとの経営統合は、帯域のカバーを狙っているのだろう。 テザリングへの対応を含め、NTTドコモとKDDIに遅れを取らないよう 意識を強めていると感じる。 一方でスプリント・ネクステルの買収については...


パナソニックに求められているのは、パラダイムシフト/日本は、際限なくモラルハザードが広がる国

パナソニックが先月31日発表した2012年4月から9月までの中間決算は 6852億円の最終赤字となり、通期でも7650億円の最終赤字との予想を 発表した。 これにより、パナソニックは2年連続の巨額赤字を計上する見込みです。 業績の悪化を受けて、株価も400円を割り込みストップ安を記録している。 このような状況のパナソニックについて心配している人は多いと思う。 パナソニックの津賀社長は「パナソニックは普通の会社ではない、 それをしっかりと自覚しなくてはならない」と記者会見で述べていましたが、...


経済成長に魔法なし、中国経済も鈍化の一途/日中関係は、理不尽な領域まで悪化してしまった

 中国国家統計局が18日に発表した7-9月期のGDP成長率は  前年同期比7.4%増加となった。  7四半期連続の鈍化だが、同日発表された9月の工業生産と小売売上高は  いずれも前月の伸びを上回ったほか、追加景気対策への緊急性は低下したと  見られている。  短期的な視点で見ていると中国経済の状況を把握しづらいのだが、  長い目で見ると落ち込んできているのは明白である。  中国のGDP成長率は、2010年には12%台、2011年に9%台、  そして今回7%台を記録した。  中国政府は8%...


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