株式投資情報 2007年12月29日 (土曜日)

2008年の相場展望

2007年相場は、日経平均で見れば2月と7月に2つの山があった。しかし、詳細に見れば「終値」は7月が高値だったが、プロ仕様の「ザラバ高値」では2月の1万8300円がピークだった。 TOPIXも2月が高値だったし、このほか大型株指数、中型株指数、小型株指数、ジャスダック指数、さらに東証1部の時価総額など多くの指標が「2月」高値だった。TOPIXは全銘柄が対象だが、日経平均は採用銘柄が225銘柄で、しかも輸出型の多いのが特徴だ。つまり、TOPIX2月高値、日経平均7月高値の差は「内需不振、輸出好調」を現したものだった。 2008年は内需が景気をリードできるかといえば難しい。少子高齢化で日本の社会が衰退に向かっているうえに、格差問題、平和につかり過ぎたことによる勤労意欲の低下など簡単には日本復権は難しい。しかも、勝ち組企業もリストラは一巡し、いっそうの業績を伸ばすには、日本のGDPが拡大するか海外景気がさらに伸長するかだが、海外景気にも暗雲が垂れ込めてきている。2008年はモミ合い相場の可能性が強いのではないか。 第一線の皆さんに相場展望を語ってもらった。 相場展望 ■ 海老原 紀雄氏(株式評論家)2008年は「ファンド」関連の訳あり銘柄に人気か前半高、後半安で日経平均は高値1万6000円、安値1万4000円 2008年はひと言で表現すれば、「個別相場」とみている。昔なら、仕手筋が中心となった相場だが、今は、「ファンド」だろう。内外、大小、数多くのファンドがあるが、いずれも成績が芳しくないので、彼らの台所事情で組み込んでいる銘柄が動く可能性がある。 多くの方が前半安、後半にもち直しとの見方が多いが、私は、「前半高、後半安」と見ている。後半高の根拠となっているアメリカの回復は、サブプライム問題はかつての日本のバブル崩壊と同じで解決には時間がかかる。過剰流動性から足の速い資金が世界を駆け巡っているが、中国も住宅中心にバブルの様相を呈しているため警戒感が強まっている。原油、金がいつまでも高人気を持続するとも思えない。 私は「日経平均」に対し「TOPIX」の動きが弱いことを指摘してきた。日経平均は07年夏に高値をつけたが、TOPIXは07年3月にザラバ高値1823ポイントをつけ、それ以降、下落基調にあり全体相場は弱いと言い続けてきた。08年の日経平均は高値が前半で1万6000円程度、安値は後半に1万4000円程度とみている。テーマは「環境」くらいだが、環境を組み込んでいるファンドの成績はどこも思わしくなく、期待されているほどは動かないだろう。 基本は「業績が安定」、「配当利回りの良い」銘柄である。■ 水田 雅展(経済・株式評論家/アナリスト)心配なのは中国経済の行方、日経平均は安値前半に1万5000円、高値は後半に1万8000円 残念ながら2008年は好材料が思い浮かばない。むしろ、心配なのは中国経済の行方である。オリンピックの後にどの程度の反動が来るのか。その度合いによってはアメリカなど世界の景気に与える影響は厳しいものとなる。 強いて明るい材料といえば、サブプライム問題などの悪い材料が一応出尽くすこと、つまり相場で言うところの「悪材料で尽くし」となることだ。となれば、サブプライム問題で下げていた銀行株は狙える。 日経平均は安値は前半に1万5000円弱、高値は後半に1万8000円と見ている。■ 犬丸 正寛(経済・株式評論家)オリンピックの年は4~6月高値のケース目立つ 日経平均は高値は前半に1万6750円、安値は後半に1万2200円程度。4年に一度のオリンピックの年は、過去3回のケースでは4~6月に相場は高値をつけている。08年もその可能性はかなり高いのではないか。 オリンピックを開催しようとする国は、当然だが施設などの建設を集中的に活発化させる。この効果で鉄鋼需要が急増して2007年は鉄鋼、建設機械、商社、海運などが潤った。日本の公園からスベリ台が盗まれるほどの異常事態だった。こうした「異常」は相場のピークとなることが多く、バブル時代に田舎の原野の土地が急騰したのと同じだ。お祭りが終われば反動が出るのは、ごく普通の現象である。中国の場合、国土が広く、人口も多いから、オリンピック後にそのまま「下降へ一直線」はないにしても、宴の後の一服感...


大引けの日経平均株価は256円安の1万5307円と大幅続落

大引けの日経平均株価は256円91銭安の1万5307円78銭と大幅続落。TOPIXは24.26ポイント下落した。日経ジャスダック平均株価は3円72銭高と4日続伸した。 値上がり業種は石油石炭製品の1業種。 値下がり業種は空運、銀行、鉱業、非鉄金属、建設など31業種。 東証1部市場値上がり170銘柄、値下がり1478銘柄、変わらず76銘柄。 225採用銘柄の値上がり率上位は、新日本石油<5001>(東1)、マツダ<7261>(東1)、大和証券グループ本社<8601>(東1)。 225採用銘柄の値下がり率上位は、日本航空<9205>(東1)、千代田化工建設<6366>(東1)、明治製菓<2202>(東1)。 全体の値上がり率上位は、イチヤ<9968>(JQ)、健康ホールディングス<2928>(札ア)、オンコセラピー・サイエンス<4564>(東マ)。 東証1部新高値銘柄は、ウェザーニューズ<4825>(東1)、ソキア<7720>(東1)の2銘柄。


DCM Japanホールディングスが反落、下値固めの動きに

ホームセンターのホーマック、カーマ、ダイキの共同持株会社DCM Japanホールディングス<3050>(東1)が、20円安の763円と3日ぶりに反落している。前日、08年2月期第3四半期(3月−11月期)決算を発表、経常利益が129億700万円と年計画に対し82.2%と好調に推移したことを好感して寄付き10円高の793円まで買われたが、上値の重たさを嫌気した売りが出ているようだ。前年度(設立初年度)が06年9月1日から07年2月28日の6ヶ月間の変則決算のため、前年比較は行っていない。通期の業績予想は据置いている。株価は、25日につけた年初来安値722円をつけた後、戻りを試す動きとな...


ヤクルト本社は「酵母混入商品の自主回収」で反落、「拾い場」?

ヤクルト本社<2267>(東1)は反落。90円安の2560円まで売られている。 乳製品乳酸菌飲料『ヤクルト』で、12月25日に千葉ヤクルト工場で生産した一部商品(賞味期限2008年1月8日)に、製造工程で酵母が混入した商品があることが判明。自主回収している。当該商品は約10万本、出荷地域は関東・甲信越・東海地区。 チャートを見ると、9月につけた年初来安値2355円を底に、反発→下値を切り上げる展開となっている。今朝は一時2560円まで売られたものの、その後は反発のきざしも見えている。優良銘柄の拾い場と見...


三洋電機が年初来安値更新から下げ幅を縮小

三洋電機<6764>(東1)が、1円安の155円と4日続落となっている。6円安の150円と本年1月4日につけた年初来安値151円を下回った後、下げ幅を縮小している。同社は25日に、2001年3月期から06年3月期までの単独決算を訂正し、03年3月期から04年9月中間期まで計280億円の「違法配当」を認めた。東京証券取引所は同日付で三洋電株を監理ポストに割り当てている。上場廃止の可能性なども指摘され失望売りが続いていた。前場寄り付き前の成り行き注文で、売り買い差し引き229万株の売り越し、さらに年初来安値...


日本ロングライフは反発局面。今期好業績見通しに買い戻し入る

日本ロングライフ<4355>(大ヘ)は続伸。1200円高の2万1000円まで買われている。大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。 とくに材料が出たわけではないようだが、14日大引け後に発表した、10月通期連結決算の営業・経常・純損失計上による続落→25日につけた上場来安値1万8800円からの反発局面となっているもようだ。 今期2008年10月期連結業績予想では、営業・経常・純損益とも利益計上の見込みで、V字回復の予定だ。 また、同社の介護付き有料老人ホーム、グループホーム、在宅介護事業は、...


日本ライフラインの鈴木啓介社長に聞く

【経営者紀行・人思い】下宿していた大家さんの紹介で医療関係の商社に入社医療とは縁遠い文系だが、「心臓ペースメーカーは日本で必ず伸びる」の思いを貫く 日本ライフライン<7575>(JQ)は心臓関連を中心とした医療機器輸入商社。国内の営業網が充実。今年9月にヨーロッパ最大の心臓血管医療機器メーカーのソーリン・グループと長期契約を結び日本法人も買収した。自社製造製品の強化やアジア圏への輸出も計画する。今期は売上が200億円台に回復見込みだが5年以内には300億円を目指す。08年1月から本社も移転し新たな発展を目指す同社の鈴木啓介社長に経営に対する思いなどを中心に聞いた。 >>続きを読む(経営者紀行・人思い)


みずほフFGが続落、優先出資証券を1月に発行

みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)が、1万6000円安の53万4000円と続落している。同社が前日、2745億円の優先出資証券を2008年1月11日に発行すると発表、1株利益の稀薄化懸念から売りが先行している。業務拡大に備えて自己資本を増強する狙いで、今回の増資で中核的自己資本が0.38ポイント向上し、07年9月末で11.8%だった連結自己資本比率が12%程度に高まる見通しという。パキスタン情勢の緊迫化も相俟って株価は、軟調な展開だが、直近18日安値51万9000円処で下げ止まるか注目されよう。


酉島製作所は続伸。今朝は地合い悪く、中期で買いテーマ持つ同社株が買われる

酉島製作所<6363>(東1)は続伸。103円高の1719円まで買われている。東証1部値上がり率上位にランクインしている。 とくに材料が出たわけではないようだが、今朝は日経平均株価が続落し、寄り後、一時232円47銭安の1万5332円22銭まで下落するなど、地合いの悪い状況。そのため、東証1部値上がり率ランキング上位には、仕手っぽいニオイのする「おなじみの銘柄」や、同社のような、中長期で買いテーマのある「おなじみの銘柄」が、名を連ねているやに見える。 酉島製作所のチャートを見ると、現在の1700円ライ...


エムケーキャピタルマネージメントは6割増益の1Q好決算で気配値切り上げ

エムケーキャピタルマネージメント<2478>(東マ)は気配値切り上げ。18万2000円1万5000円高の18万2000円買い気配となっている。きょうのストップ高ラインは19万7000円。 きのう大引け後に発表した、第1四半期(9~11月)連結決算は、売上高が前年同期比15.1%増の65億4600万円、経常利益が同66.7%増の25億0500万円、純利益が同66.0%増の14億8100万円と、大幅な増収増益となった。 2008年8月通期連結業績予想も、前年比1~2割超の増収増益を見込んでいる。 続伸とはいえ、中期チャートで...


JFEホールディングスは反落。「橋梁事業再編」報道も、地合いの悪化にツレて

ジェイエフイーホールディングス<5411>(東1)は反落。50円安の5690円で始まっている。 今朝の日経新聞等で「橋梁事業を再編する」と報道された。傘下のJFEエンジニアリングが川鉄橋梁鉄構を2008年4月に吸収合併するなど、橋梁2社を合併し、国内2位となる。 が、市場は反応薄だ。今朝は日経平均株価が反落し、151円32銭安の1万5413円37銭で始まるなど、地合いが悪い状況にある。 JFEホールディングスのチャートを見ると、現在は底値圏。18日につけた年初来安値5120円を底に、反発局面となっている。現在の株価でP...


さくらインターネットが買い気配、双日と資本提携に向け協議

さくらインターネット<3778>(東マ)が、2000円高の7万9100円買い気配から始まっている。前日に同社が、双日<2768>(東1)と資本提携に向けた協議を進めることで合意したと発表、これを好感した買いが入っている。双日による持ち株比率が25─33%程度になるように2008年3月期中に第三者割当増資を行い、さくらインターネットは増資によって債務超過を早期に解消するとしている。


キリン堂 第3四半期経常利益は70.0%増と好調

キリン堂<2660>(東、大・1)の第3四半期業績が、27日引け後に発表された。 連結売上高は791億3200万円(前年同期比50.0%増)、経常利益15億700万円(同70.0%増)と売上経常利益とも大幅な増収増益であったが、純利益は法人・住民・事業税が前年同期に比べ約3億4500万円増えたことから4億4100万円(同6.8%増)と一桁の伸びにとどまった。 前期ジェイドラッグ、ニッショードラッグのM&Aを実施し、子会社化した。この結果、同社グループは2015年までに売上高2000億円、500店舗体制を目指し...


一六堂 今期は大幅増収増益で最高益更新を見込む

一六堂<3366>(名セ)は、27日引け後に08年2月期第3四半期業績を発表した。 連結売上高は49億6900万円(前年同期比48.0%増)、経常利益3億6200万円(同31.5%増)と大幅に伸びたが、純利益は前年同期にあった特別利益5880万円が今期は約200万円と減少したことに加え、特別損失が前年同期に比較し約3300万円膨らんだことで1億8000万円(同2.9%増)と小幅の伸びにとどまった。 同社は、島根県浜田市、新潟県糸魚川市の鮮魚市場で卸を通さず、直に買い付けていることから鮮度と価格の安さで...


フルキャストテクノロジー ネットワークエンジニアの人材派遣部門とその付随する部門の譲受を決定

フルキャストテクノロジー<2458>(JQ)は27日引け後に、同日開催された取締役会でエグゼコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区)のネットワークエンジニアの人材派遣部門とそれに付随する部門を譲受けることを決定したと発表。 エグゼコミュニケーションズはソフトウェアの開発・販売とネットワークエンジニアの人材派遣事業を展開しているが、ソフトウェアの開発費用が多額にのぼったことから資金繰りに困り、民事再生法の適用を申請し、再生手続きが開始されているが、ネットワークエンジニアの人材派遣事業においては人材が慢性的に不足していて...


戻る ページトップに戻る
一定期間無利息で選ぶ
金利で選ぶ
審査時間で選ぶ
利用限度額で選ぶ
自動契約機で選ぶ
学生向けキャッシング
女性向けキャッシング
事業主向けキャッシング
銀行系キャッシング
消費者金融キャッシング
信販系キャッシング
キャッシングについて
年利・利息の計算方法
返済方式について
最新ニュース一覧